仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVERの感想や考察:やりやがったな東映!(喜)

こんにちは。今回は平成ライダーが大集結の映画、仮面ライダー平成ジェネレーションズの最新作のFOREVERをレビューしたいと思います!

映画の情報

【公式ホームページ】http://www.movie-taisen.com

キャスト/登場人物 

仮面ライダージオウより   

常盤ソウゴ/仮面ライダージオウ(演:奥野 壮)

仮面ライダージオウに変身する18歳。最善最高の魔王になることが夢である。そして彼は50年後の未来でオーマジオウとなる運命を背負っている。口癖は「なんかいける気がする」であり、実際それでなんでもやってのける力がある。

明光院ゲイツ/仮面ライダーゲイツ(演:押田 岳)

50年後の未来からオーマジオウ、つまり常盤ソウゴを始末するためにやってきた未来人の1人。ソウゴを敵視しているが彼がピンチに陥ったりすると助けたり彼との共闘では抜群のコンビネーションを見せる。(いわばツンデレ)

ツクヨミ(演:大幡 しえり)

ゲイツとともに未来からやってきた。ゲイツとは違いソウゴをあまり敵視しておらず、彼がオーマジオウにならないように努力している。

ウォズ(演:渡邊 圭祐)

ゲイツ、ツクヨミと同じ未来人だが、ソウゴをわが魔王と呼びソウゴを魔王の道を進ませようと画策している。何を考えているかよくわからない。

常盤順一郎(演:生瀬 勝久)

ソウゴの 大叔父 でありクジゴジ堂という時計屋を営んでいる。時計の修理を請け負っているがなぜか時計以外の物を修理することがほとんど。

仮面ライダービルドより        

桐生戦兎/仮面ライダービルド(演:犬飼 貴丈)

仮面ライダービルドに変身する天才物理学者(自称)の青年。仲間たちとともにエボルトという地球外生命体と長きにわたる死闘を繰り広げ、エボルトのいない新世界を創り上げた。かなりのナルシストであるが、ラブ&ピースの為に戦う心の強い戦士でもある。

万丈龍我/仮面ライダークローズ(演:赤楚 衛二)

仮面ライダークローズに変身する戦兎の相棒の青年。見た目どうりのバカであり難しいことを考えるのが出来ない(本人は馬鹿といわれるより筋肉バカと呼ばれる方がましらしい) 。エボルトの遺伝子を持っており戦兎とともに新世界でも前の世界での記憶がある。

石動美空(演:高田 夏帆)

ビルドの変身アイテムであるフルボトルを浄化できる少女。さらにみーたんという名のネットアイドルをやっておりスマッシュという怪人の目撃情報を集め、戦兎のサポートをしている。新世界では戦兎とは赤の他人であるのだが今作の映画ではなぜか戦兎と万丈の記憶がある。

猿渡一海/仮面ライダーグリス(演:武田 航平)

北都出身の仮面ライダーでありみーたんの大ファン。そのためしばし美空に関する妄想をしている。かなり好戦的な性格で、初期のビルドとクローズを苦しめた。妄想の中ではオタク口調になる。彼も新世界では、戦兎との記憶がないのに映画で記憶が戻っている。

氷室幻徳/仮面ライダーローグ(演:水上 剣星)

元東都政府首相補佐官であり仮面ライダーローグに変身する男。パンドラボックスの光の影響で好戦的な性格になったが、仮面ライダーになることで元に戻り、父親のためにわざと悪人のふりをするなど本来は優しい性格の持ち主である。しかし絶望的にファッションセンスがない。彼も今作の映画で記憶が戻っている。

その他

スーパータイムジャッカー・ティード(演:大東 駿介)

アナザー電王、アナザーWを引き連れている男。今作の敵であり一人の少年を追っている。

フータロス(声:滝藤 賢一)

アタルと契約したイマジン。その真意は一体…

オーナー(演:石丸 謙二郎)

時を超える列車「デンライナー」のオーナー。

モモタロス、ウラタロス、キンタロス、リュウタロス(声:関 俊彦、遊佐 浩二、てらそままさき、鈴村 健一)¥デンライナーに乗車しているイマジンたち。 

あらすじ 

常盤ソウゴと桐生戦兎の世界に異変が生じ、次々と他の仲間の記憶が消えたりしていた。さらにそこにスーパータイムジャッカーのティードが現れ、アナザー電王とアナザーWを差し向け、シンゴという少年を追っていた。

シンゴを守る中で二人は仮面ライダー好きの青年アタルに出会い、「仮面ライダーは現実の存在ではない」という衝撃の真実を告げられた。

ティードの目的とは、二人はティードを追いかけるうちに初代平成ライダーのクウガが誕生した九郎ヶ岳遺跡にたどり着く。

感想(ネタバレあり)

やりやがったな

東映!(喜)

まさか!まさかの佐藤健さん本人出演とは…

本ッッッッッッ当に心臓に悪いよ東映さん!こちとら嬉しすぎて劇場で終始にやけまくってたよ!

しかもモモタロスとの会話のシーンでもう興奮と嬉しみで震え上がったよ!電王見ていてよかったー!とにかくサプライズで良太郎が出てきてくれたのはとても嬉しかったです。しかしこれだけでは終わらなかった!

なんと声の出演で賀集利樹さん、 須賀貴匡さん、井上正大さん、西銘駿さんも本人出演!東映さん本気のサプライズクリスマスプレゼントをありがとう !   

仮面ライダーが嘘か真か

これがこの映画の最も大切な部分でしょう。アタルは「仮面ライダーは虚構の存在だ」と思っており、それによってアナザー電王にされてしまいます。

しかしそんな彼をもとに戻したのは、紛れもなく本来の仮面ライダー電王/ウラタロスが憑依した良太郎でした。良太郎は彼に「人々の心にヒーローとして覚えられているのならば仮面ライダーは紛れもなく現実の存在だ」という一つの答えを教えました。

この言葉を聞いて自分の中のヒーローも紛れもない現実の存在であることを教えられました。

さらにアタルの言葉を聞いて悩んだソウゴに対し戦兎は「現実か虚構かなんて関係ない。自分たちは人々を助ける仮面ライダーだ」と言いました。

流石はラブ&ピースの為に戦ってきた男。その言葉に自分は感動しました。今作のこの映画はこの課題についてちゃんとフィーチャーされていてよかったです。

ティードについて

いや~、流石平ジェネFOREVERの敵にふさわしいとても強い敵でしたね。彼の変身するアナザークウガはほかのアナザーライダーと比べ、大きさだけでなく強さも桁外れです。

しかも赤い姿からまるでクウガの最終フォームのアルティメットフォームのような姿にもなり見た目のインパクトともに強さもレベルアップしました。

ティード本人もなかなかの悪役で、強い悪役特有の狂気を兼ね備えており不気味さもかなり高いです。というか演じている大東駿介さんの演技力がティードの狂気をもっと高めていますね。とにかく自分はこの敵が大好きです。

アタルとシンゴについて

アタルについては自分たちと同じただ純粋に仮面ライダーを愛し、仮面ライダーとともに育ってきた人間です。

そしてシンゴとアタルは兄弟(シンゴが兄でアタルが弟)であり本来なら兄弟ともに仮面ライダーに触れ仮面ライダーを共に愛するはずだったのです。

しかし、ティードによってシンゴが連れ去られたことによってシンゴは当然のこと、アタルもその影響で純粋に愛することが出来なくなってしまったのです。しかしいろいろな出来事を繰り返していくにつれ純粋にライダーを愛する心を取り戻していくのです。

皆さんも一度は見たことがあるならこの兄弟に少しでも自分たちを重ねてしまうはずです。

謎のイマジンフータロスについて

なぜ彼はアタルと契約したのか。その理由はアタルの兄であるシンゴを助けるために契約していたのでした!結局このイマジンはいいやつでしたね。

このイマジもデンライナーのイマジンズ同様表情豊か(表情ないけど)で面白いやつなんですよ。声だけの出演ですが滝藤賢一さんの演技もよく、素晴らしいキャラクターです。

声援を送る市民たち

彼らの中にもそれぞれのヒーローがいる。それは銀幕の中の人たちだけでなく自分たちの中にもヒーローがいる。そのヒーローの名前を呼べば必ず助けに来てくれる。

この映画はそれを率直に、そしてすごく丁寧に描写していました。

しかもこの演出のいいところは子供だけでなく大人にも心の中にヒーローがいることを示していることです。仮面ライダーは世代に関係なくたくさんの人間に愛されている。そういうことを描写しておりとても素晴らしい映画になっていると思います。

各演出について

ウォズさんが検索を…

なぜぇ?!ウォズさんがなぜか地球の本棚に入って検索をはじめているぞぉ?!なんでや!なんでできるんや!こういった謎も伏線として仮面ライダージオウで回収されるのかな?と自分は思いました。それにしてもウォズさんの本と相性いいなぁ。

赤くて速いやつら

仮面ライダーファイズと仮面ライダーカブト。この二人のスピーディーな動き、ディケイド以来のアクセルフォームとクロックアップの共演。しかも今回は共闘!どちらもかっこよくて戦闘シーンも満足できるものになりましたね。

ハロウィーン組

こちらは仮面ライダーキバと仮面ライダーウィザード!キバ特有の夜になるキックにウィザードの魔法がベストマッチ!多分あの中で一番カッコいいライダーキックになりましたね。

クウガのバイクシーン再来

クウガと言えばバイクアクション!当時の放送ではバイクを使って大胆なアクションが出来ていましたが、時代が進むにつれて安全に厳しくなっていき次第にバイクアクションが出来なくなってしまいました。

しかし!今回はそのバイクアクションが復活したのです!縦横無尽にトライチェイサー2000が大暴れします!これは当時のクウガファンもすごい嬉しいことじゃないでしょうか!

まとめ

今回の映画は映画を見る人の世代、好み、趣向によっていろいろな思いを抱く人が多いだろうなと思う映画になっているなぁと思いました。

そして平成が終わるまであと少し、この作品は今までの平成ライダーへの感謝を伝えるための映画だと感じました。

時代を駆け巡った平成ライダー。その最後を飾る仮面ライダージオウ!この映画が終わっても本編はまだまだ続いていきます!

長くなりましたが最後に一言

ありがとう!!平成ライダー!!!