今回は自分が選んだ子供から大人まで誰でも初めてでもおすすめできる平成仮面ライダーを紹介します!
評価基準として
今回の評価のポイントは
- テーマ性
- メッセージ性
- 全体的に話の構成がしっかりしているか
- その他の演出など
で判断していきます。
記事の目次
おすすめランキング1.何と言っても外せない!最初の平成ライダークウガ!
仮面ライダークウガは2000年の1月31日から翌年の1月21日まで放送されていた、記念すべき平成仮面ライダー第一作目です!主演がオダギリジョーさんであることも知られています!
・あらすじ(wikipediaより)
西暦2000年。長野県山中の九郎ヶ岳で謎の遺跡が発掘された。そこで棺の蓋を開けたことで目覚めた謎の怪人グロンギによって、夏目幸吉教授らの調査団は全滅させられてしまう。捜査に当たった長野県警刑事・一条薫は五代雄介と名乗る冒険家の青年と出会う。雄介はそこで見せてもらった証拠品のベルト状の遺物から、戦士のイメージを感じ取る。
ズ・グムン・バに遭遇した雄介は、咄嗟の判断でベルトを装着して戦士クウガに変身した。そして、人々の笑顔を守るために怪人たちと戦うことを決意する。
以後、クウガとグロンギは「未確認生命体」と呼ばれ、人々に認知されていくことになる。
評価
・今までの仮面ライダーの常識を覆したライダー
当時、多くの人が仮面ライダーと言ったら改造人間だと思うはずです。この作品以前の仮面ライダー、いわば昭和ライダーは改造人間です。しかしこの仮面ライダークウガは古代のベルトの力を使って戦うといった当時の常識を覆しました。さらに技名を叫ばない、変身シーンなどにバンク映像を使わないといった当時のライダー作品の輪にとらわれない作品になりました。
・笑顔を守るために戦う主人公、五代雄介
この作品の主人公は人々の笑顔を守るためにグロンギと戦います。しかし彼の心の内ではたとえグロンギだろうとなんだろうと”戦い”と言うことは暴力をふるうことであり暴力をふるうことを嫌っています。それでも五代は自分の感情を押し殺し人々の笑顔の為、平気で人を殺していくグロンギたちとの戦いに身を投じていきます。果たして五代の仮面で隠された素顔はどうなっているのか。戦いの果てに五代はどうなっていくのか。そうした人間的なドラマがしっかりしている作品です!
・どんな些細な設定やつじつまでもうやむやにしない演出
仮面ライダークウガでは、場面ごとにその時の時間を明記しています。それは謎のワープなどをさせないようにしたり、時間にも嘘をつかないためであります。さらにいろいろな作品であるあるのことについてもちゃんと理由を付けているのです。例えば、ライダー作品おなじみの演出である「ライダーキックなどの必殺技を使用後、敵が爆発四散する」と言ったことにも明確な理由付けがされています。こうして今までの作品のご都合演出とでもいったことを徹底的に排除した作品になっています。
・大胆なバイクアクション!
ストーリーの深さだけがクウガじゃない!クウガのバイクアクションは平成で最も素晴らしいとされるバイクアクションです!と言うのもクウガのバイクのトライチェイサー2000のオートバイスタントに元トライアル全日本チャンプの成田匠さんが参加しているのです!これについては「本物のオートバイのアクションを取り入れたい」と言うスタッフの意向により取り入れられたそうです。さらに成田匠さんの弟の成田亮さんもゴ・バダー・バと言うバイクにのる怪人のスタントをやっています!とにかくバイクアクションにおいて平成ライダーの中で右に出るものはいないでしょう!
おすすめランキング2.平成ライダー史上最高視聴率 仮面ライダーアギト
次に紹介するのは平成ライダーの中で一番の視聴率を誇る仮面ライダーアギトです。クウガの次に放送され、NHKの朝ドラでも活躍している要潤さんが出演していることでも知られています!
あらすじ (wikipediaより)
“未確認生命体事件”の終息から2年の月日が流れたある日、沖縄県の与那国島海岸に人知を超えた謎の遺物・オーパーツが流れ着いた。
同時に各地において、人間には不可能な殺害方法を用いた猟奇的連続殺人事件が発生する。警視庁はこの事件の犯人を、かつての“未確認生命体”を超える新たなる脅威として「アンノウン」と命名し、未確認生命体対策班 (SAUL) に専属捜査を命じた。
この物語は3人の仮面ライダー、SAULに配属された若き特務刑事・氷川誠=G3、瀕死の重傷を克服した後に変容していく自らの肉体に恐怖を抱く大学生・葦原涼=ギルス、そして記憶喪失でありながらも本能の赴くままにアンノウンを倒していく家事手伝いの青年・津上翔一=アギト、の物語を交差させ、やがてひとつの巨大な流れへと昇華していく。
評価
・謎を解き続ける物語
仮面ライダーアギトは主人公の津上翔一の正体、オーパーツ、アンノウンの正体とその目的、あかつき号事件と言う海難事件の真相などさまざまな謎が存在します。それを一つ解決するとまた新たな謎が生まれ、解決しては謎が生まれを繰り返し、物語が収束し、真実が見えてきます。こうした謎解き、ミステリー要素が強い作品なので続きが気になる人が続出し毎週欠かさず見るため、平均視聴率と瞬間最高視聴率が平成ライダーの中で一番になりました。初見なら謎についての考察のしがいも十分すぎる程あるので未視聴者にはとてもお勧めできる作品です!
・個性豊かなキャラクター
アギトにはさまざまな登場人物が登場します。そのどれもが個性豊かで強烈な人たちが多いです。例えば要潤さん演じる真面目過ぎて不器用な男「氷川誠」、不幸すぎる男「葦原涼」、嫌味でヘタレだけどそれゆえ皆(主に仮面ライダーファン)に愛される「北條透」などいます。その登場人物たちによって繰り広げられる人間ドラマやギャグシーンはときに人を熱くさせ、ときに感動させ、ときに笑いを引き起こさせます。人間ドラマでは、ほかのライダー作品にも引けを取らないものとなっております!
・仮面ライダーたちのドラマ
先ほどアギトの人間ドラマについて説明しましたが、やはり特にこの3人の仮面ライダーのドラマがとても濃いものとなっております。「すでに仮面ライダーである男」の仮面ライダーアギト/津上翔一、「仮面ライダーになろうとする男」の仮面ライダーG3/氷川誠、「仮面ライダーになってしまった男」の仮面ライダーギルス/葦原涼。この三人のそれぞれの物語もアギトの大きな魅力です。
・熱い挿入歌
アギトでは戦闘時に挿入歌を流すことがあります。これはほかの平成仮面ライダー作品でもあることなのですが最近のライダー作品では挿入歌を流すことが少なくなり、流したとしても小さな音量で流れているのです。しかしアギトなどのいわゆる平成一期と呼ばれる作品では高い頻度かつ大音量で流れていました。アギトでは「 BELIEVE YOURSELF 」、「 DEEP BREATH 」などの挿入歌があります。どれも熱い曲なのでぜひ本編で聞いてみてください。
おすすめランキング3.映画も沢山!電車の仮面ライダー電王
あの大人気俳優の佐藤健さんが主演を務める作品がこの電王です!仮面ライダー電王は2007年の1月28日から2008年の1月20日に放送されていた平成ライダー8作目の作品です。
あらすじ(wikipediaより)
2007年の現代に現れ、時間の改編を企てる侵略者イマジンと、これを阻止するために戦う仮面ライダー電王・野上良太郎、そして良太郎に憑依し力を貸す味方イマジン達の活躍を描く。
イマジンは憑依した人間との間にその望みをかなえるという「契約」を結び、手段を選ばず「契約完了」することで望みにまつわる記憶を呼び覚まし、それを足がかりに過去へ飛び破壊活動を行うことで時間を改変してしまう。それに対抗できる電王に変身できるのは、時間改変の影響を受けない特質の持ち主「特異点」のみ。だが時の列車デンライナーに乗って未来から来た女性ハナが見出した特異点・良太郎はひ弱で気弱、しかも不運続きと一見およそヒーローらしくない。
そんな良太郎に憑依して力を貸すのが、モモタロス・ウラタロス・キンタロス・リュウタロスといった強烈な個性を持ったイマジン達。彼らが憑依することで良太郎は能力のみならず性格も一変する。彼らの力と良太郎の奥底にある正しく強い心が合わさることで電王はその力を発揮する。そして過去へ飛んだイマジンを追って、電王もデンライナーで過去へ飛ぶのだ。
そうして戦いを続ける良太郎の前に、仮面ライダーゼロノス・桜井侑斗と名乗る青年がイマジン・デネブを伴って現れる。良太郎の姉・野上愛理の失踪した婚約者と同じ名前を持つ彼の存在には、この事件の根幹に関わる秘密が隠されていた。
評価
・明るさとシリアスさのバランスが取れた良作
仮面ライダー電王をなんとなく知っている人はイマジンたちと良太郎、侑斗とのギャグシーンのイメージが強いと思っている人がいると思いますが、実はそうではありません!本筋や各話のストーリーを見て見ればかなり暗い設定、シリアスなシーンが多い作品となっております。特に仮面ライダーゼロノスの設定はかなりショッキングな設定になっております。しかし話がシリアス過ぎず、ほのぼのし過ぎないストーリー構成となっており、まさに初心者におすすめできる素晴らしい作品となっております。
・強烈な個性のイマジンたち
電王において欠かせないのはやはりイマジンたちでしょう。モモタロス、ウラタロス、キンタロス、リュウタロスをはじめとし、デネブ、ジークなど強烈かつ個性豊かなキャラクターたちの織り成す物語はとても面白く、だれでもクスッっとなるものとなっております。特に侑斗とデネブの掛け合いは個人的にとてもほのぼのできます!この好みは電王を見れば誰しも好きなイマジンに出会えると思います!
・佐藤健さんの一人四役がすごすぎる!
佐藤健さん演じる野上良太郎は、イマジンたちに憑依されることで様々な姿になります。短気で粗野だがどこか憎めないモモタロス、冷静沈着だが嘘つきでキザなウラタロス、時代錯誤で人情に厚いキンタロス、わがままで子供っぽいリュウタロス。それらを当時の佐藤健さんはとても上手く洗練された演技で一人四役を演じていました。さらに本人格の良太郎自身の演技もすごくいかにも気弱な青年といった役を見事に演じていました。そして電王のスーツアクターの高岩成二さんも電王の各フォームでの演じ分けも素晴らしいものとなっております!
おすすめランキング4.二人で一人の異色のライダー、仮面ライダーW
仮面ライダーWは2009年9月6日から2010年8月29日まで放送されていた平成ライダーの第11作目です。あの人気俳優の菅田将暉さんが出演していることでも有名ですね。そして桐山漣さんと菅田将暉さんの二人で一人のライダーと言う異色の作品となっています。
あらすじ(wikipediaより)
今から1年前(2008年)、私立探偵の鳴海荘吉とその弟子の左 翔太郎は、謎の組織に拘束されていた少年を助け出す。脱出の途中に荘吉が追手の凶弾に倒れ、残る2人も絶体絶命の窮地に陥る中、少年は翔太郎に謎の機械を渡し、こう告げた。「悪魔と相乗りする勇気、あるかな?」
そして2009年秋。あらゆる場所で風車が回る風の街風都において、荘吉の後を継いで探偵業を営む翔太郎と1年前に救出された少年フィリップの元に、荘吉の娘の鳴海亜樹子が事務所からの立ち退きを要求しにやってきた。翔太郎に付きまとううちに、亜樹子は風都で怪事件を起こす怪人ドーパントの存在を知る。そして、翔太郎とフィリップが変身する風都を守る戦士仮面ライダーWの戦いに深く関わっていくことになる。
評価
・探偵と言う設定をうまく使ったストーリー構成
今作の主人公の左翔太郎は探偵で相棒のフィリップとともに彼らの住む町、「風都」を守る仮面ライダーの日々を描いたのがこの作品です。物語の構成としてWはAパートとBパートを1話ずつに分かれて一つの事件を解決していきます。この構成は探偵と言う設定とベストマッチしており、上記の日々を丁寧に描かれた作品となっています。さらに探偵としての物語だけでなく、フィリップについての謎や、人をドーパントにしてしまうガイアメモリ、それを売る謎の組織などの物語の本筋もしっかり交えての作品となっているので、初心者でもとても楽しめる作品となっています!
・二人の絆
二人で一人の仮面ライダーと言うことで翔太郎フィリップの絆は何と言ってもこの作品の最大の魅力でしょう!ハーフボイルド(半人前のハードボイルドのこと)な翔太郎と興味があるものをとことん調べるフィリップ。最初は価値観の違いなどで衝突したりすることもあるけど戦いと町を守る探偵としての日々の中に身を置くうちに、次第にお互い信頼しあい本当のパートナーとなっていくのです。こうした彼らの成長劇もおすすめできるポイントです!
・平成ライダー映画の中でも屈指の名作
本編だけじゃない仮面ライダーWの映画は平成ライダーの中でも1、2を争う名作なのです!不死身の集団「NEVER」とそのリーダーの大道克己/仮面ライダーエターナルが風都市民を怪物に変えようとしておりそれを止めるために仮面ライダーWと仮面ライダーアクセルの壮絶な戦いが描かれています。何より素晴らしいのは各シーンごとのアクションやいろんなところにちりばめられた初代仮面ライダーの一号のオマージュがあり、昭和世代の大人から子供まで楽しめることが出来る点でしょう。ただこの映画は本編を見た人の方が楽しめるので、本編を見ていない人は本編を見てから映画を見ることをお勧めします。
おすすめランキング5.奇抜なデザインが特徴のライダー、仮面ライダーエグゼイド
最後に紹介するのは平成ライダー第18作目、ゲームとドクターがモチーフのライダーの仮面ライダーエグゼイドです!当初デザインが逸脱しすぎたため、賛否が分かれるライダーでしたが、話の作りこみの丁寧さやゲームをモチーフにした設定やアクションなど面白い点がたくさんある作品です!
・あらすじ(wikipediaより)
西暦2016年。現代社会では、ゲームのバグから生まれた正体不明のコンピュータウイルス、バグスターウイルスがあらゆる人々を蝕む怪奇事件が発生していた。これを受けた日本政府は聖都大学附属病院に電脳救命センター(CR)を設置し、バグスターを倒すための戦士・仮面ライダーに変身できる適合者である医師を病院に招集し始めた。
CRのエージェントである仮野明日那は、仮面ライダーの1人である仮面ライダーエグゼイドの適合者となる天才ゲーマーMを探すが中々見つからない。そんな折、研修医の青年・宝生永夢が受け持つ患者の少年がバグスターウイルスに感染していることが判明し、明日那と永夢の目の前で怪物に変身してしまう。意を決した永夢は、明日那が持っていたゲーマドライバーを使ってエグゼイドに変身するとともに、自らがMであると名乗り、バグスターを倒す。
こうして永夢はバグスタートの戦いに身を投じることとなる。そして彼の前に天才外科医の鏡飛彩、医師免許をはく奪された闇医者の花家大我、敵か味方か分からない監察医の九条貴利矢などのドクターライダーたちが現れる。
評価
・医療と仮面ライダーをうまく調和させたストーリー
医者のライダーと言うことで、命の重さについてよく考えさせられる作品となっております。そしてそれはさまざまな場所で、それぞれ別の観点から命と言うものの重さ、大切さについて考えさせられます。主人公の永夢をはじめとするキャラクターもそれぞれ違った命についての考えを持っています。はたしてどれが正しいのか、そうやって考えて見ることが出来る仮面ライダーとなっておりとてもテーマ性の強い作品となっています!
・ゲームのようなステージとアクション
仮面ライダーエグゼイドはゲームがモチーフのライダーでもあります。彼らが変身すると「ゲームエリア」と言うゲームみたいな場所で敵と戦うことになります。そしてエナジーアイテムやフォームチェンジの名称、攻撃時のエフェクト、必殺技のエフェクトなどまるで本当のゲームのような世界で戦っています。アクションもそれに合わせてゲームのような感じの動きとなっています。とにかくエグゼイドのアクションは見てて大変新鮮でわくわくするものとなっています!
・3つのVシネマ
エグゼイドは本編だけでなく3つあるVシネマも魅力的で面白いです。本編の後日談となるのでまだ見ていない人はお勧めできませんが、本編を見た人はぜひ見てみてください!Vシネマでは永夢以外のキャラクターの心情や本編のもやもやした部分を解決してくれたり、新しいフォームやライダーを見ることが出来ます!
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はあくまで初心者でも見て楽しめるライダーと言うことなので、これら5つ以外でもおもしろい平成ライダーはまだまだいっぱいあります。もしよかったらこれら以外の仮面ライダーを見ることをお勧めします。もっと言うなら平成だけでなく昭和ライダーも面白いものがたくさんあるので興味があれば見てみてください!